《通訳一般》
- Q:通訳にはどんな種類がありますか?
- 通訳技術には次の3種類があります。話者と通訳者が交互に話す「逐次通訳」,話者とほぼ同時に通訳していく「同時通訳」,通訳が必要な人の傍でささやき声で通訳する「ウィスパリング通訳」です。
- Q:オンライン通訳には対応されていますか?
- ほとんどのオンライン会議サービスに対応いたします。2時間程度の会議の場合,使用言語の割合,実際の通訳時間,読み原稿の有無や事前にプレゼン資料が提供されるかどうかにより,1名で対応可能な場合もございます。詳細をお伝えいただければお見積りいたします。
- Q:料金はいくらくらいかかりますか?
- 条件によってかなり変わりますので,詳細をお伝えいただければ無料でお見積りいたします。オンライン通訳は2時間ミニマムチャージ,録画など二次利用をなさる場合は追加でお支払いいただきます。対面の通訳は半日料金(拘束4時間まで),終日料金(4時間以上8時間まで)で算出いたします。 なお,予習・準備の時間はどれだけかかっても,別途いただくことはありません。
- Q:キャンセルポリシーを教えて下さい。
- 7日前まで … なし
6日前〜3日前 … 25%
2日前・前日 … 50%
当日 … 100%
通訳者は事前に関連情報を調べて勉強をしたり、お預かりした資料を読み込み、単語リストを作って覚えたりと、準備をしております。できるだけ早くお知らせをお願いします。 - Q:依頼時に必要な情報はどんな形で渡せばいいですか?
- 「お問合せ」にご記載,お送りください。またご用意できた際でけっこうですので,講演会・シンポジウム等のイベント告知文やチラシ(または題名,趣旨,発表者・講師名などの情報),発表内容やアブストラクト,論文(リンクも可)等もメール添付にてお送りいただければ幸いです。データ送付が禁止されている場合,プリントアウトをご郵送いただければ,当日業務後に必ず返却します。
- Q:企業機密上、資料は外部に出せません。
- 通訳は段取り8分ですので,予習が全くできない場合,全体像や用語が理解できないままに空手で臨むことになり,正確な訳出が望めません。必要であれば秘密保持契約書を取り交わさせていただいた上で,ご提供願います。お預かりした資料は必ず完全削除,プリントアウトは全て返却いたします。どうしても提供不可能の場合、会議で使われる専門用語・社内用語・固有名詞をご提供いただき、会議前に打ち合わせをお願いします。
- Q:招集メールさえ送っておけば,オンライン会議の時間になったら,そのまま入って通訳をしてもらえるのでしょうか?
- お使いの会議プラットフォーム上で事前の接続・設定・音声品質等の確認,用語の確認など,事前打ち合わせをお願いします。特に複数の通訳者が交代して同時通訳する場合,ミュートやアンミュート忘れ,チャンネル違い,雑音で聞こえない,接続が切れてしまったなど,突発的なトラブルに即応いただける方にチャットや音声で通訳室とつながっていただき,ご対応いただけますと助かります。
それぞれのオンライン会議プラットフォームで制約が違いますので,工夫が必要となります。(例)Zoomの言語通訳機能では、通訳者同士はお互いの通訳音声が聞こえないなど。 - Q:関連資料とはどんなものを指しますか?
- 通訳者は言語のスペシャリストで,あらゆる業界のあらゆるトピックに精通している者ではありませんので,事前の予習に時間をかけます。可能な限り業界や社内の「日常用語」を教えていただくと,より違和感の少ない通訳ができるようになります。事前に業界用語集,社内用語集,関連論文,過去の議事録や発表資料(あれば日・英語版とも)をご提供いただければ,そこに出てくる用語を使って訳出できるよう準備いたします。参考になる書籍・雑誌やサイトもご紹介いただければ大変助かります。また,その場でご遠慮なくご訂正ください。直ちに正しい用語にいたします。
- Q:会議中の休憩はどれくらい必要ですか?
- 逐次の場合,開始後1時間くらいに疲労のピークがきてパフォーマンスが急に落ちますので,5分も休ませていただければ回復します。同時通訳の場合は,通訳者が複数名必要な代わりに,15分程度で交代していきますので休憩は必要ありません。
- Q:スピーカーがご多忙な先生で打ち合わせ時間が取れません。
- 参考資料と読み原稿を提供いただき,べた読みされる場合,用語の確認にだけ数分いただければけっこうです。シンポジウムの司会や座長の方の場合,大体の議論の進め方と落としどころをお伝えいただくだけでも助かります。ジョークやオヤジギャグは事前に訳を練り、笑っていただけるようにしたいと思います。通訳者がお客様の声になれますよう,通訳者にだけはサプライズはなしでお願いします。
- Q:会食時の通訳を頼みたいのですが,通訳者の食事も必要ですか?
- 業務中は業務に集中しておりますので,お食事のご用意は不要です。ただ,通訳者は出席者のご発言時間を足したのと同じだけ話しますので,お水をコップに1杯いただけましたら幸いです。また,可能ならお品書きを事前にいただければ,食材のご説明(の通訳)の準備もしてまいります。
- Q:終了後に外国人のお客さんを連れて打ち上げに行く予定です。食事代は持つので通訳者の方も来ていただけますか?
- 後の予定がなければ,延長料金で業務として対応させていただきます。通訳に徹しますので、食事のご心配は不要です。
《オンライン会議》
- Q:オンライン会議で通訳を入れる際に,ホストが特に気をつけるべきことはありますか?
-
発言時以外は全員ミュートを徹底していただくこと。本人は黙っておられても,生活音,周りの同僚の声,機器の作動音,紙やペンなどの雑音や,近くのデバイス同士のハウリング等により,通訳者が発言を聞き取れないことがあります。
【逐次通訳の会議】
- ・司会から冒頭で、発言中には数文ごとに止まって通訳を入れること、発言後はミュートにすることをご案内いただくこと
- ・止まるのを忘れておられる際には制止いただき,通訳を入れさせていただくこと。議論が白熱して来ると通訳が割り込むのが対面より難しくなるため,発言の交通整理をしていただければ助かります。
- ・通訳者1名体制の場合、開始後1時間程度で5分ほど休憩を入れて下さい。
- Q:オンライン会議で通訳を入れる際に,発言者が特に気をつけるべきことはありますか?
- 発言の際にはまず「○△です」と名乗るよう徹底していただくと,会議運営がスムーズになります。同時通訳者は話し手が替わるたびに声音まで変えられませんので,特に自分の選んだ言語しか聞けないZoomなどでは,要通訳者が今誰が話しているか,どこまでが誰の発言なのか混乱することがあります。
- Q:Zoomの言語通訳機能(同時通訳)で参加者が気をつけることはありますか?
-
- ・バイリンガルの方は,ご自分がどちらのチャンネルにいるかを意識してご発言ください。(例)日本語チャンネルを選んだ場合,そこで聞けるのは日本語チャンネルを選んだ方の日本語発言と,通訳者の和訳の声のみです。英語のチャンネルにいる人が日本語で発言しても,日本語チャンネルでは聞こえません。
- ・発表者の方は、プレゼンの次ページに行く前に一呼吸お願いします。同時通訳には若干のタイムラグがあるため、ページが変わったのに前ページの説明が終わっていないことがあります。
《その他》
- Q:観光案内は通訳案内士免許のある人が対応されますか?
- 英語とドイツ語の通訳案内士免許保持者がおります。